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第11章 青豆.2

作者:日-村上春树 当前章节:647 字 更新时间:2026-6-16 01:35

 あゆみがその二人組を分析した。「見たところ、こういう場所にはあまり慣れてないみたい。遊びに来たんだけど、女の子にうまく声がかけられない。それに二人ともたぶん妻帯者だね。いくぶん後ろめたそうな雰囲気もある」

 青豆は相手の的確な観察眼に感心した。話をしながらいつの間にそれだけのことを読み取ったのだろう。警察官一家というだけのことはあるのかもしれない。

「青豆さん、あなたは髪が薄い方が好みなんでしょ? だったら私はがっしりした方をとる。それでかまわない?」

 青豆はもう一度後ろを向いた。髪が薄い方の頭のかたちはまずまずというところだった。ショーン?コネリーからは何光年か距離があるけれど、とりあえず及第点は与えられる。なにしろクイーンとアバの音楽を続けざまに聴かされた夜だ。贅沢は言えない。

「いいよ、それで。でもどうやってあの人たちに私たちを誘わせるの?」

「悠長に夜明けまで待っているわけにはいかない。こっちから押しかけるのよ。にこやかに友好的に、かつ積極的に」とあゆみは言った。

「本気で?」

「もちろん。私が行って軽く話をつけてくるから、まかせておいて。青豆さんはここで待っててくれればいい」とあゆみは言った。トム?コリンズをひとくち勢いよく飲み、両手の手のひらをごしごしとこすった。それからグッチのショルダーバッグをいきおいよく肩にかけ、にっこりと微笑んだ。「さあ、警棒術のお時間」

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