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作者:日-芽衣/译者:王欣 当前章节:4970 字 更新时间:2026-6-23 05:27

同い年だ! 親友の子供と同い年って、なんかイイねっ。子供たちもアタシたちみたいに仲良くなってほしいな。男と女なら結婚する可能性も……って、気が早いかぁ。アハハッ」

優梨も電話の向こうで笑っている。

このとき、アタシはふと産みの母を思い出した。

母も、アタシを妊娠したとき、こんなふうに喜んで将来を楽しみにしてくれたのかな……。

アタシの実の兄は、春菜と同い年。

アタシは、アッくんと同い年。

親友たちの子供と同い年の子供を産んでいる母は、今のアタシと優梨のような会話も、交わしたのかもしれないね。

その後、優梨は先輩ママとしてのアドバイスをたくさんくれた。

聞いているうちに、アタシが母になれるのかなって自信をなくしかけた瞬間もあったけれど、優梨が優しく背中を押すように言ってくれたんだ。

産むまでも、産むときも、産んだ後も、親になるというのは大変だけど、それ以上の幸せがあるから毎日楽しいよ……って。

赤い糸precious 「いらっしゃいませ」

店員の声に入口の方を振り返ると、周りを見回しながら店内に入ってくるアッくんの姿が目に入った。

手を振ると、

すぐにアッくんは気づいて小さく手を振り返しながら、アタシの方へ歩いてきた。

「待たせてごめんな」

「ううん。大丈夫だよ」

顔を合わせると、

照れ臭くって何から話せばいいのか悩んでしまった。

アッくんの表情をうかがって、テーブルに視線を落として、また顔を上げて……。

目が合うたびに少しずつ頬が赤く染まっていく。

アッくんもいつもとは違い、時折はにかむような笑みが見え隠れしているように見えた。

「……どうした?」

「えっ……。なんか、照れない?」

「照れはしないけど、変な感じだよな」

「確かに、変な感じだよね。つい数時間前までは、親になってるなんて、思いもしなかったもんね。

……そうそう、今日もらってきたから見て」

アタシは財布を開くと、お札の間から慎重に1枚の紙を取り出した。

さっきの診察のときにもらった、赤ちゃんのエコー写真だ。

「横を向いた赤ちゃんが片手を上げているところなんだって。ここが顔で、これが背骨で……。

この写真には写ってないけど、指がしっかり5本映ってたんだよ。小さいけど、もうアタシたちと同じ人間の形をしているの。

すごいなぁって思っちゃったよ」

アッくんはアタシから写真を受け取ると、感慨深そうに見つめて呟いた。

「オレらの気づかないところで、こんなにデカくなってたんだな」

赤ちゃんの写真に向けるまなざしには、もう父親のあたたかさや愛がこもっているように見えた。

そんな姿を見ていると、アッくんのためにも妊娠して本当に良かったと再確認できた。

赤い糸precious 愛する人の子供を授かるのって、

奇跡のような出来事だもん。

アタシとアッくんが、この地球で、このタイミングで生を受け、この街で出会い、愛し合うことができた奇跡。

そして、

アッくんの遺伝子がアタシの遺伝子までたどり着き、アタシたちの愛がひとつの命になることができた奇跡。

この地球には、何十億人も人間が存在しているから、妊娠して出産するのは当たり前のようにも思えるけど、そうじゃないよね。

よく考えたら、妊娠は絶対不可能って思えるほどの低い確率で結びついた奇跡的な出来事。

でも、それは決してただの偶然の結びつきなんかじゃないと思う。

普通だったら絶対ありえないことが起きるというのは、必然があるから。

奇跡っていうのはきっと、

言い換えれば運命なんだよね。

お腹の赤ちゃんがアタシたちのもとに来てくれたこと、そして、アタシたちが両親のもとへ来れたこと、

すべてのことが……。

アッくんを父親にしてあげられて嬉しい。

愛するアッくんの子孫をアタシが残すことができて、言葉にできないほどの喜びを感じるの。

赤ちゃん……。

本当に、アタシのお腹に来てくれて、ありがとう。

アタシたち夫婦に、こんなにも大きな幸せを運んでくれて、ありがとう。

あなたとの出会いは、

アタシからアッくんに贈れる最高のプレゼントで、アッくんがアタシに贈ってくれた最高のプレゼントだね。

「こういうとき、なんて言えばいいのかわからないし、うまく言えないけど、妊娠、おめでとう……ございます。

家族3人で幸せになれるように頑張っていくから、これからもよろしくな。

体に気をつけて、元気なオレらの子を産んでください」

不器用なアッくんからの、精いっぱいの愛の言葉。

アタシは必死に涙をこらえながら、アッくんの想いにこたえた。

「はい、これからもよろしくお願いします。

赤ちゃんと3人で幸せになろうね」

「おう。

……とりあえず、今日はディズニー諦めて、

芽衣の家に報告行こうぜ。昨日の食事会の挨拶の続きもあるだろ?」

「そうだね。アッくんの家にも行こうよ。ディズニーは近いうちに時間つくって連れて行ってくれる? 

また何年も待つの、嫌だよー」

「医者が大丈夫って言うならなっ」

アタシたちは目を合わせて笑った。

お腹の赤ちゃんも、

きっと笑っていたんじゃないかな?

「もう1時か。腹減ったし、飯行かない? 芽衣の好きなモノでいいよ」

「やったあ! 何にしようかな? 

赤ちゃんは何食べたい?」

お腹を撫でるアタシを見て、アッくんはまた嬉しそうに笑う。

いつまでも、笑顔が溢れる家庭を築いていきたいね。

アタシたちなら、きっとできるよ。

「決まった?」

「うん、赤ちゃんはパスタが食べたいらしいから、ノブさんの店に行こう!」

アタシは残っていたオレンジジュースを一気に飲み干し、席を立った。

「赤ちゃんのせいにしてるけど、ただ芽衣が食いたいだけだろ? アハハッ」

「そうとも言うけど……。ヘヘッ」

アッくんの隣に行き、空いていた左手を握る。

今日もあたたかくて優しさが伝わってくるアッくんの手。

触れ合う手のひらだけじゃなく、胸の奥まであたたかくなる……。

赤い糸precious アタシたちは手を繋いだまま、カフェの外に出た。

「今日も天気いいな。ちょっと歩くか?」

「うん、散歩しよう」

「こうやってふたりで手を繋いで歩けるのも、あと少しだもんな。子供が産まれたら、オレらの真ん中に子供が来るだろ?」

アッくん、赤ちゃん、……アタシ。

家族3人で手を繋ぐ光景が目に浮かぶ。

それは、幸せを絵に描いたようなあたたかい家族。

「そういうの憧れてたんだっ。真ん中にいる子供が、ジャンプしてパパとママの手にぶら下がったり……。でも、いざそうなったら、ちょっと寂しいかもね。子供はもちろん大切にしてほしいけど、アタシのことを忘れちゃ嫌だよ? 

ヤキモチやいちゃうからねっ」

「子供にヤキモチ!? 

バカだなぁ……」

「バカじゃないもんっ。

赤ちゃんが産まれて忙しくなっても、寝てるときは、今みたいに手を繋いだりして、アタシだけのアッくんでいる時間をつくってね」

「わかったよ」

アッくんは周りを見渡して人がいないことを確認してから、包み込むようにアタシを抱き寄せてくれた。

胸の中からは、いつものイイ匂いがして……。

「アッくん、大好きだよ」

思わず、心の声が唇のすき間から漏れてしまった。

アッくんはアタシの気持ちにこたえるように、クシャクシャッと頭を撫でてくれた。

「なぁ、家に帰ったら、腹触らせて?」

「うん。ていうか、今触る?」

「今はいいよ、人が来ちゃったし……。

もう行くぞ」

アッくんは、アタシの体に回した手を離すと歩き出した。

「ちょ、ちょっと! 待ってよー」

「早く来いよっ」

アタシは慌ててアッくんの背中を追いかける。

いつもはすぐに距離が開いて、小走りをしなきゃ離れてしまうのに、今日は歩いてるだけですぐに距離が縮まって、手を繋ぐことに成功した。

アタシに合わせた、ゆっくりと小さな歩調で歩いてくれるアッくんの思いやりが、何も言わなくても伝わってきた――

赤い糸precious precious

愛する人とともに生き、

ともに人生のページを1枚1枚めくっていけることは、

すごく幸せなことなんだと思う。

愛する人と過ごすだけで、

何気なく過ぎていく1秒1秒が輝きを放ち、

かけがえのない想い出になっていくの。

半年後には新しい命が誕生して、

さらにその輝きは増すんだろうな。

もちろん、

時には苦しみ、

悩むこともあるだろうけど、

アッくんとなら乗り越えていける。

アタシたちには強い絆があると信じてるから。

苦しくても、

それ以上の大きな幸せの瞬間がある限り、

きっと何があっても大丈夫だよね。

手にした幸せが、

指のすき間からこぼれ落ちてしまわないように、

強く強く握り締めて、

大切にしていきたい。

ねぇ、アッくん。

この命の灯火が消えて途切れてしまうまで、

ともに歳を重ねながら、

たくさんの想い出をつくっていこうね。

幸せな笑顔を、

決して色褪せることのない心のアルバムに刻み込

んでいこう。

……アタシ、産まれてよかった。

いろいろなことがあったけど、

今は心からそう思える。

アタシたちの赤い糸は、永遠に切れることなく、

ふたりを結びつけるだろう。

5年経っても、10年経っても、50年経っても……、

アタシはアッくんを愛してるよ。

いつも、ありがとう。

これからも、よろしくね。

終わり

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