しばらく行くと、やはり年おいた犬とであ(であ、)いました。
犬も、驢馬といっしょに音楽家になるため、ブレーメンに行くことにしました。
また道を行くと、年取ってねずみ(ねずみと)をと(とず)れなくなったねこ(ねこな)に出会いました。
「いっしょに行こうよ。」
驢馬と犬がさそ(さそ犬)うと、猫は、「それはいいかんが(かんがは)えだね。」と言って、なかま(なかまて)になりました。
さんびき(さんびきた)が歩いて行くと、こんど(こんど行)は年取ったにわとり(にわとり))に会いました。
鶏もブレーメンに行くことにしました。
四匹が森に着いたところで、日がく(くに)れました。
とお(とおた)くに家のあか(あかの)りが見えます。
「こんや(こんやま)は、あそこにと(とあ)まろう。」と驢馬は言いました。
行ってみると、その家は、どろぼう(どろぼうと)たちの家だったのです。
泥棒たちは、ゆう(ゆうち)ご飯を食べているところでした。
「あのご飯を取ってやろう。」
犬がそう言って、驢馬のせなか(せなか言)に乗りました。犬の背中に猫が乗り、さいご(さいごし)に猫のあたま(あたまし)に鶏がと(とが)びの(のが)りました。
「それっ。」と、驢馬が声をかけました。
犬がほ(ほ、)えます。猫がな(なす)きます。鶏が声をふ(ふす)りしぼ(しぼ))り、驢馬がうな(うな馬)りました。
「ぎゃーっ。おば(ばゃ)けが、で(で、)たあー。」泥棒たちは、鳴き声とどうぶつ(どうぶつ泥)たちのかげ(かげぶ)におど(おどぶ)いて、森の奥に逃げていきました。
四匹は、ごちそう(ごちそう奥)をお腹いっぱい食べました。
まよなか(まよなか。)、泥棒の一人がもど(もどの)ってきました。
猫が、ひ(ひ、)っか(か、)きます。犬がか(かす)みつ(つす)きます。鶏は、泥棒の頭に乗ってさけ(さけ。)びます。
最後に、驢馬が力いっぱいけと(けと、)ばします。
「やっぱりお化けがいたーっ!」泥棒は、おおあわ(おおあわー)てで逃げ出していきました。
泥棒は、おやぶん(おやぶんし)に報告しました。
「ものすごいまじょ(まじょご)があの家にす(すの)みつ(つの)きました。引っ掻くは、噛み付くは、叫ぶは、蹴飛ばすはで、とても一人の魔女のしわざ(しわざも)とは思えません。」
それで、泥棒たちはにど(にど、)と家にちかよ(ちかよ))りませんでした。
四匹は、この家で、いつまでもなかよ(なかよで)くく(くか)らしたということです。
生词
音楽隊(おんがくたい) 乐队
驢馬(ろば) 驴
出会う(であう) 邂逅,偶遇
考え(かんがえ) 想法,思考,思想
鶏(にわとり) 鸡
遠く(とおく) 远处
明り(あかり) 灯,灯火
夕ご飯(ゆうごはん) 晚饭
吠える(ほえる) 吠,吼,叫
振り絞る(ふりしぼる) 声嘶力竭,竭尽全力
唸る(うなる) 吼叫
影(かげ) 影子
お化け(おばけ) 妖魔鬼怪,幽灵,妖精
奥(おく) 深处,里头
逃げる(にげる) 逃走,逃跑
御馳走(ごちそう) 好吃的食物
引っ掻く(ひっかく) 搔,挠
蹴飛ばす(けとばす) 踢飞,踢
噛み付く(かみつく) 咬,啃
力(ちから) 力气,力量
大慌て(おおあわて) 十分慌张
逃げ出す(にげだす) 逃出,逃离,逃跑
親分(おやぶん) 老板,头儿
ものすごい 可怕的
魔女(まじょ) 女妖,魔女
仕業(しわざ) 行为,勾当
语法注释
1.犬も、驢馬といっしょに音楽家になるため、ブレーメンに行くことにしました。/狗和驴一样也想成为音乐家,于是也决定去布莱曼。
"~ことにした"接在动词连体形或否定形式"ない"后面,表示主体根据自己的意志做出了某项决定。这种表达方式也可以用"ことにする"表示主体"决心......,决定......"。
△ 今日からたばこをやめることにしました。/我决定从今天起戒烟。
△ 今度の日帰り旅行は蘇州へ行くことにしましょう。/这次一日游我们去苏州吧。
2.四匹が森に着いたところで、日が暮れました。/它们四个刚到达森林里,天就黑了。
形式体言"ところ"接在动词过去时后面,表示从时间上讲动作刚进行后不久。
△ 授業はちょうど今、終わったところです。/课刚好结束。
△ 私は今起きたところです。/我刚起床。
3.泥棒たちは、夕ご飯を食べているところでした。/强盗们正在做晚饭。
形式体言"ところ"接在动词持续体后面,表示动作正在进行中。
△ 旅行の準備をしているところだ。/正在做旅行准备。
△ 出かけようとしているところに李さんが来た。/正要外出时,小李来了。
布莱曼的乐队
(格林童话)
这是一个古老的故事。
一支年迈的,再也干不动活的驴子想去布莱曼城学习音乐,于是他便出发了。不久他在路上遇到了一条和他同样年迈的狗。这条狗也想成为音乐家,于是狗和驴子一起上路了。接着,他们又遇到了一只因年迈而逮不了老鼠的猫。驴子和狗邀请她说:"你就和我们一起去吧!"猫听了这一建议后说:"这是一个不错的主意",然后愉快地加入了他们的行列。后来在他们行进的路上,又遇上了一只上了年纪的公鸡,公鸡也决定和他们结伴而行。
当他们到达森林时,天已经黑了。远处有一处亮着灯的人家。驴子提议说:"今晚就在那里歇息吧!"他们过去一瞧,才发现那是强盗们的家。强盗们正在做晚饭。狗便对大家说:"咱们设个计谋把他们的饭吃了吧!"于是,狗爬到驴子身上,猫爬到狗身上,最后,公鸡骑在了猫头上。驴子发布了号令后,大家一起喊叫。"哎呀,妖怪来了!"强盗们被他们的影子和声音吓坏了,逃到了森林深处。于是驴子、狗、猫和公鸡便开怀大吃,饱餐了一顿。
到了半夜,一个强盗回来探个究竟。猫猛地向强盗的脸上扑去,又是啐又是抓;狗狠狠地咬了强盗一口;公鸡站在强盗的头上大声喊叫;最后驴子用力地把强盗踢出了门。
"果真有妖怪!"强盗慌慌张张的逃回去了。然后向头目报告说:"里面住着非常可怕的魔女们,对我又抓又咬,又叫又踢,肯定不只是一个魔女能做的,太可怕了!"。从此,强盗们再也不敢回那屋子了,而四只动物也就和睦、友好地在里面生活下去了。
(アンデルセン童話)
あひるのす(する)の中で、たまご(たまごセ)がわ(わま)れて、ひな(ひな))がつぎつぎ(つぎつぎ))とう(うぎ)まれてきます。「があ、があ、があ、があ。」
お母さんあひるはおおよろこ(おおよろこ。)びです。
でも、雛の中に、体も頭も大きい、醜いあひるの子がいちわ(いちわい)いました。
「へん(へんた)な子だねえ。」
「いっしょ(いっしょ。)に遊びたくない。」
きょうだい(きょうだいい)たちは、醜いあひるの子をいじめます。
?兄弟なんだから、みんな、なかよ(なかよん)く遊ぶんですよ。?
お母さんあひるはそういうのですが、醜いあひるの子と遊ぶ兄弟はいません。
醜いあひるの子はいつも一人で遊んでいました。
あるは(はは)れた日。
お母さんあひるは、みんなをつ(つな)れて、のはら(のはらつ)に行きました。
醜いあひるの子はいつものように一人で遊んでいましたが、いつかみんな(みんなつ)とはぐれてしまいました。
「おうち(うちま)に帰れないよう。」
醜いあひるの子は、泣きながら歩いていきました。
だーん
突然、てっぽう(てっぽうき)の音がひびいて、かも(かもひ)が一羽空から落ちてきました。
りょうし(りょうして)が鉄砲をう(う砲)ったのです。
「こわ(こわで)い!」
醜いあひるの子は、ものかげ(ものかげ。)にかく(かくか)れてふるえていました。
そこに、おばあさんがとお(とお、)りかかりました。「かわいそうに、こわ(こわ、)がっているね。でも、変わったひよこ(ひよこで)だこと。」
おばあさんはそういうと、醜いあひるの子をだ(だを)きあ(あを)げて、家に連れて帰りました。
おばあさんの家には、鶏と猫がいました。
「おまえ(まえと)、卵がう(うが)めるかい」と鶏が聞きました。
「僕は卵は産めません。」
醜いあひるの子が答えると、猫も聞きました。
「喉をごろごろな(なを)らせるか?」
「それはむり(むりは)です。僕は水の上をおよ(およ僕)いだり、もぐ(もぐ、)ったりすることが、だいす(だいする)きなんです。」
醜いあひるの子が答えると、二人はつまらなそうに、向こうへ行ってしまいました。
醜いあひるの子はまた一人でさび(さびま)しく遊んでいました。
ふと空をみあ(みあを)げると、ま(まと)っしろ(しろ))いはくちょう(はくちょうま)たちが美しいすがた(すがたし)で飛んでいきました。
「ああ、僕もあんなにきれいだったら、誰にもいじめられないのに。」
醜いあひるの子の目からなみだ(なみだか)がこぼれました。
醜いあひるの子はおばあさんの家を出て、川でく(くの)らすことにしました。
冬になると、冷たい雪が降ります。川もこお(こおる)ります。
それでも、醜いあひるの子はじっとがまん(がまんっ)をして、一人で暮らしていました。
やがて、春が来ました。醜いあひるの子は、ふと水にうつ(うつ、)る自分の姿を見て
「あっ。」と声をあ(あっ)げました。
醜いあひるの子は、春になって、美しい白鳥に変わっていたのです。
白鳥たちが近くにやってきました。「なんて美しいはね(はねち)なんだ。」
白鳥たちはみんな(みんなは)、醜いあひるの子をほ(ほを)めました。
いえ、醜いあひるの子はほんとう(ほんとう))は白鳥だったのです。
白鳥になった醜いあひるの子は、白鳥のなかま(なかま白)たちといつまでもたの(たのい)しく暮らしました。
生词
醜い(みにくい) 难看,丑
あひる 鸭,鸭子
巣(す) 巢
卵(たまご) 卵,蛋
割れる(われる) 碎,破坏
雛(ひな) 雏鸡
次々と(つぎつぎ) 一个接一个地
があがあ 嘎嘎
大喜び(おおよろこび) 非常高兴
頭(あたま) 头
一羽(いちわ) 一只
変だ(へんだ) 奇怪,另类
一緒(いっしょ) 一块,一样
いじめる 欺负
仲良い(なかよい) 关系好
晴れる(はれる) 晴,晴朗
連れる(つれる) 带,带领
野原(のはら) 原野
何時か(いつか) 不知不觉,不知什么时候
はぐれる 走失,走散,没赶上
鉄砲(てっぽう) 步枪,抢
猟師(りょうし) 猎人
撃つ(うつ) 射击,开枪
物陰(ものかげ) 隐蔽处,背地
隠れる(かくれる) 躲藏,隐藏
ふるえる 哆嗦,颤抖,震动
かわいそうに 可怜
怖い(こわい) 可怕,恐怖
雛(ひよこ) 鸡雏,小鸡
抱き上げる(だきあげる) 抱起
産む(うめる) 能生,能产
喉(のど) 喉咙
ごろごろ 呼噜呼噜,咕隆咕隆
無理(むり) 不行,勉强
泳ぐ(およぐ) 游泳
潜る(もぐる) 潜,潜入
つまらない 无聊
向こう(むこう) 对面,对方
寂しく(さびしく) 寂寞地
見上げる(みあげる) 抬头看,仰望
真っ白い(まっしろい) 洁白
白鳥(はくちょう) 天鹅
姿(すがた) 姿态,样子
僕(ぼく) (第一人称)我
こぼれる 流,洒
暮らす(くらす) 生活
冷たい(つめたい) 冷,凉
凍る(こおる) 冻,冻冰
じっと 一直,不眨眼的
我慢(がまん) 忍受,忍耐
やがて 不久
ふと 猛然,忽然,偶然
映る(うつる) 映照,映出
上げる(あげる) 放,提高
変わる(かわる) 变化
羽(はね) 羽毛
褒める(ほめる) 赞扬,褒奖
仲間(なかま) 伙伴,同事
いつまでも 永远
语法注释
1.でも、雛の中に、体も頭も大きい、醜いあひるの子がいちわ(いちわい)いました。/但是窝里还有一只体重头大、奇丑无比的小鸭子。
“体言も体言も”表示并列或列举,常译作“都”。
△彼は勉強も運動も優秀だ。/他学习和体育都很优秀。
△彼は経験も資金も乏しい。/他经验和资金都很匮乏。
2.醜いあひるの子はいつものように一人で遊んでいましたが、いつかみんな(みんなん)とはぐれてしまいました。/丑小鸭还和往常一样自己一个人玩,结果玩着玩着和大家走散了
“が”是接续助词,用来连接句子,可以表示顺接,也可以表示逆接。
△わたしはこう思ったが、先生も賛成した。/我是这么想的,老师也赞同。(顺接)
△人数は少ないが、意気込みは高い。/人数很少,但是干劲很足。(逆接)
3.変わったひな(ひなた)だこと。好奇怪的小鸭子呀!
“こと”是终助词,接续在用言活用终止形的后面,表示以感叹、失望、惊奇等心情对事
物的断定。
△いいにおいだこと。/好香呀!
△きれいな花だこと。/好美的花呀!
丑小鸭
(安徒生童话)
鸭窝里蛋壳纷纷裂开,里面生出了一个个小鸭子。
看到这些,鸭妈妈高兴地“嘎嘎嘎嘎”直叫。
但是窝里还有一只体重头大、奇丑无比的小鸭子。
“真是个怪孩子!”
“不愿和它玩!”
其他的兄弟姐妹们都来欺负它。
虽然鸭妈妈告诫小鸭们:“都是兄弟姐妹,好好一起玩吧!”,可是没有小鸭和那只丑小鸭玩儿。丑小鸭总是自己一个人孤独地玩耍。
有一天,天气非常晴朗,鸭妈妈带着大家去野地玩,丑小鸭还和往常一样自己一个人玩,结果玩着玩着和大家走散了。
“回不了家了!”丑小鸭边哭边走着。“砰!”突然一声枪响,一只野鸭从天而降。是猎人用猎枪打下来的。
“真可怕!”丑小鸭躲在暗处,吓得浑身不停地颤抖。
正好一位婆婆从那儿经过,看到丑小鸭,心疼地说道:“真可怜,吓坏了吧!不过你长得真是奇怪啊!”
老婆婆一边说着一边抱起丑小鸭,把它带回了家。
老婆婆家里有一只鸡和一只猫。
“你会下蛋吗?”鸡问它。
“我不会下蛋。”丑小鸭回答道。
“那你能发出咕噜咕噜的声音吗?”猫又问道。
“我不会。我最喜欢在水里游泳呀、潜水呀什么的!”
听完丑小鸭的回答,鸡和猫都不屑地走到一旁了。
丑小鸭又孤独一人地玩起来了。它不经意地仰望天空时,看见一群白天鹅优雅地飞过天空。丑小鸭暗自伤心流泪,心想:“要是像它们那样美丽就不会被人欺负了!”
丑小鸭离开了老婆婆的家,独自生活在河里。冬天到了,下起了寒冷的雪,河流也结冰了。即使那样,丑小鸭也忍耐着独自一人生活着。
不久春天到了,丑小鸭不经意地看了看自己水中的影子,然后“啊!”地大叫起来。原来丑小鸭到了春天后,变成了一只美丽的白天鹅。
天鹅们纷纷围过来夸奖丑小鸭,“你的羽毛真漂亮呀!”
丑小鸭原来是一只白天鹅。从此,变成白天鹅的丑小鸭和伙伴们在一起幸福地生活。
長靴(ながぐつ)を履(は)いた猫(ねこ)
(ペロー童話)
昔々のことです。
まず(まずこ)しいこなひ(こなひ))きが死んで、三人の息子がのこ(のこで)されました。
そして、いちばんうえ(いちばんうえの)の兄は、すいしゃ(すいしゃう)ごや(ごやし)を、二番目の兄は、ろばをもらいました。
でも、末の男の子は猫を一匹もらっただけでした。
がっかりするすえ(すえり)っこ(こえ)に猫が言いました。
「きっと、いいことがありますよ。」
「私に、大きなふくろ(ふくろ大)と、じょうぶ(じょうぶ))なながぐつ(ながぐつ))をください。」
猫がそう言うので、末っ子はようい(ようい末)してやりました。
すると、猫は、のはら(のはら猫)で袋を使って、うまくうさぎ(うさぎっ)をつか(つかぎ)まえました。
そして、おうさま(おうさま。)の所に行って、言いました。
「これはカラバこうしゃく(こうしゃくバ)様からのおく(おくの)りもの(ものの)です。」
カラバというのは猫が末っ子にかって(かってい)につ(つっ)けた名前です。
こうして、猫は王様に何度も贈り物をしました。
ある日、王様とおうじょ(おうじょ様)様が川のほとりをばしゃ(ばしゃょ)で通りかかりました。すると、「たいへん(たいへんす)だ。カラバ様がみずあ(みずあバ)びをしている間に、どろぼう(どろぼうる)に洋服をぬす(ぬすを)まれた!」と、猫がさわ(さわ!)いでいます。
王様はき(きは)のどく(どく))に思って、りっぱ(りっぱ、)な洋服を末っ子におく(おくを)りました。もともとすがた(すがたも)のいい末っ子です。
立派な洋服を着ると、ことさらいい男に見えました。
王女様はうっとりと末っ子を見つめていました。
王様は末っ子をばしゃ(ばしゃっ)に乗せました。すると、猫は馬車の先を走っていきました。
そして、草をか(か草)っている人たちをこう言って脅しました。
「王様が来たら、ここはカラバ様のとち(とちが)だと言え。そう言わないとや(や言)つざきにするぞ。」
驚いた人たちは王様がたず(たず人)ねると、猫の言うとおりに答えました。
「すごくひろ(ひろく)い土地だねえ。」王様はかんしん(かんしんえ)しました。
猫はまた先をいそ(いそた)ぎました。
今度はむぎ(むぎた)を取り入れている人たちがいました。。
そこで、さっきと同じように「この麦はカラバ様のものだと言え!」と脅しました。王様が来ると、みな、猫に言われたように答えました。
猫にころ(ころま)されてはたまりませんからね。「すごいものだ。」
王様はためいき(ためいきま)をつきました。
やがて猫は人く(くて)いおに(おに))の城に着きました。大きな城です。
猫は鬼に言いました。
「あなたはライオンにば(ばな)けられるって、ほんとう(ほんとうて)ですか?」
「もちろんさ。」
鬼はそう言うと、いきなり大きなライオンに化けました。
「ガオーッ!」
ライオンのほ(ほオ)えごえ(ごえ))に、猫はふる(ふるは)えあ(ある)がってしまいました。
「でも、鼠はむり(むり、)でしょう?」
猫が言うと、鬼はさっとねずみに化けました。
そこで猫は、鬼に飛びついて、パクリと食べてしまいました。
王様の馬車がちか(ちか馬)づくと、猫は城の外に出ました。
「カラバ公爵様のお城に、ようこそ!」
「すばらしい城ではないか。」
王様は喜んで城の中に入りました。
ひろま(ひろまん)のテーブルには、たくさんのごちそう(ちそうル)がなら(ならう)んでいました。
これはひとく(ひとくし)い鬼が自分のお客さんのためにようい(ようい分)してお(おう)いたものでした。
ご馳走をおなか(なかを)いっぱい食べた後、王様が言いました。
「カラバ公爵、おうじょ(おうじょ爵)と結婚してくれないか。王女もあなたを好きなようだ。」
末っ子は喜んで、このもう(もうは)しで(でう)を受けました。
二人は、その日のうちにけっこんしき(けっこんしきの)をあげました。
そして、猫はきぞく(きぞく猫)にと(とぞ)りた(たぞ)てられたということです。
生词
長靴(ながぐつ) 靴子,长筒靴
粉引き(こなひき) 磨面匠
残す(のこす) 留下,剩下
水車小屋(すいしゃごや) 磨坊
ろば 驴
末っ子(すえっこ) 最小的(儿子)女儿
丈夫(じょうぶ) 坚固,结实
捕まえる(つかまえる) 抓住,揪住
公爵(こうしゃく) 公爵
ほとり 边,畔,旁边
水浴び(みずあび) 洗澡
泥棒(どろぼう) 小偷,贼
盗む(ぬすむ) 偷盗,盗窃
騒ぐ(さわぐ) 吵,吵闹
気の毒(きのどく) 可怜
もともと 原来,原来
ことさら 特别
うっとり 发呆,出神
見つめる(みつめる) 凝视,注视,盯看
八つ裂き(やつざき) 撕得稀碎
感心(かんしん) 赞叹,赞佩
取り入れる(とりいれる) 收割
殺す(ころす) 杀死
溜息(ためいき) 叹气,长吁短叹
人食い(ひとくい) 吃人
化ける(ばける) 化,变
いきなり 突然,冷不妨
ほえ声(ほえごえ) 吼声
震え上がる(ふるえあがる) 发抖,哆嗦
飛びつく(とびつく) 扑过来
広間(ひろま) 大厅
並ぶ(ならぶ) 摆
申し出(もうしで) 提出,申请
语法注释
1.すごいものだ。/真了不起呀!
“ものだ”接续在用言的连体形后,表示惊讶或感叹,可不译出。
△時がたつのはほんとうに速いものだ。/时间过得可真快呀。
△彼のわがままにも困ったものだ。/对他的任性可真是没有办法呀。
2.ご馳走をお腹いっぱい食べた後、王様が言いました。/吃完丰盛的美食后国王说。
“後”接在动词的过去时或者“体言の”的后面,表示前项动作完了以后的时间。根据具体情况,可以衍生出“後に”“後で”等形式。“後に”表示两个动作相继发生的时点,而“後で”表示两个动作相隔一定的时间发生。
△ご飯を食べた後で勉強します。/吃了饭后学习。
△泣いた後にすぐ笑う。/哭了之后马上又笑。
穿长靴的猫
(法国童话)
很久很久以前,一个贫穷的磨面匠死后留下了三个儿子。大儿子得到了爸爸留下的磨坊,二儿子得到了一头磨面的驴,但小儿子却只得到了一只猫。
“我们一定会好起来的”,猫对沮丧的小儿子说,“请给我一只大袋子和一双结实的长靴子。”于是小儿子给猫准备了这些东西。
猫用那个大袋子在田野里捉了好多野兔,并且送去给国王,说:“这是卡拉巴公爵献给您的礼物。”其实“卡拉巴”是猫给小儿子随便取的名字。就这样,猫给国王送了很多次礼物。
有一天,国王和公主乘坐马车从河边经过。这时,猫便慌张地大叫道:“不好了!卡拉巴先生洗澡的时候,小偷偷走了他的衣服。”国王很同情卡拉巴,于是送给本就很英俊的小儿子一套很华丽的衣服。小儿子穿上显得更加英俊了。
公主都看呆了。国王邀请小儿子一起坐上了马车。猫跑在马车前边。看到前方割草的人,便威胁他们说:“国王来的时候就说这是卡拉巴先生的土地,否则的话我就把你们撕碎。”人们很害怕,国王来的时候,马上按照猫说的做了。国王非常吃惊,忍不住赞美道:“真是一片广阔的土地!”
猫又加快脚步往前跑,这次看到了一群收麦子的人,猫又同样威胁让他们说“这些都是卡拉巴先生的麦子”。国王来的时候,大家都按照猫说的告诉国王,因为他们都怕被猫杀了。国王感叹道:“真是厉害的人物。”
不久,猫到了吃人魔的城堡。这是一座很大很大的城堡。猫对魔鬼说:“听说你能变成狮子,真的吗?”“当然!”魔鬼说完马上变成了狮子。“阿——欧”狮子大吼一声,猫马上抖成一团,说:“但是你变不成老鼠吧?”听猫这么一说,魔鬼马上变成了老鼠。猫扑过去,一口吞下了老鼠。
当国王的马车到达时,猫已在城堡外等着迎接他们:“欢迎来到卡拉巴公爵的城堡!”国王非常高兴地进入城堡,赞美道:“好一座壮观的城堡!”。客厅的桌上已经摆好了各种各样的美食,那是吃人魔为自己的客人准备的。吃完饭,国王说:“卡拉巴公爵,你愿意娶公主吗?公主好像也很喜欢你。”小儿子很高兴地接受了国王的提议。两人当天举行了婚礼。
据说后来猫也被封为了贵族!
一休(いっきゅう)さん
(日本昔話)
―この橋(はし)を渡(わた)るな―
すこし昔、一休さんという、とてもかしこい小僧(こぞう)さんがいました。
ある時、お侍(さむらい)が、「一休さんに、ご馳走(ちそう)をしたいのでおいでください。」と言ってきました。
一休さんは、喜(よろこ)んでお侍の家に出かけていきました。
お侍の家の前には、橋がかかっていて、端(はし)に「この橋を渡るな。」と、書いた立(た)て札(ふだ)が立っていました。
でも、一休さんは平気(へいき)な顔をして、橋を渡っていきました。
お侍が出てきて、「立て札を見なかった?」と、聞きました。
すると、一休さんは、「見ましたとも。ですから、わたしは端(はし)ではなく、真(ま)ん中(なか)を渡ってきましたよ。」と答えました。
―虎(とら)を追(お)い出(だ)して―
一休さんが、えらいお殿様(とのさま)に呼(よ)ばれました。
お殿様は、一休さんがどのくらいかしこいか、試(ため)してみようと思ったのです。
「一休よ、お前の後(うし)ろに立っている屏風(びょうぶ)に、虎の絵(え)が描(か)いてある。あの虎を縛(しば)ってみよ。」
絵に描いてある虎を縛ることなんてできません。
でも、一休さんは縄(なわ)を持ってくると、こう言いました。
「どなたか、この虎を追い出してください。私が縛ってみせますから。」
すると、お殿様は手をぽんと打って、言いました。