③ 「これをもちまして第十回卒業式を終了いたします。」.6
③ 別便で新米をお送りくださる由、家族一同楽しみに待っております。 *
☞ 手紙などで使う言葉
(2)推量 確かでないことについて自分がどう考えているかを言いたい時
1 ~まい<~しないだろう> ✎<
① この事件は複雑だから、そう簡単には解決するまい。
② 彼は人をだまして町を出て行ったのだから、二度とここへ戻ることはあるまい。
③ この不況は深刻だから、安易な対策では景気の早期回復は望めまい。
☞ 「~まい」は現代でも使われている古い語。
∞ 動詞の辞書形(動詞Ⅱ・Ⅲは「~ない形+まい」もある。「する」は「すまい」もある)+まい
2 ~まいか<~ないだろうか> ✎<
① 山口さんはそう言うけれども、必ずしもそうとは言い切れないのではあるまいか。
② 水不足が続くと、今年も米の生産に影響が出るのではあるまいかと心配だ。
③ 不況、不況というが、これが普通の状態なのではあるまいか。
☞ 現代でも使われている古い語。主に、「~のではあるまいか」の形で文末に使い、「~」と言うことを婉曲にいう表現。
∞ 「~まい」と同じ
3 ~おそれがある
◆ 「~と言う悪いことが起こる心配がある」と言いたい時に使う、
① このガスは環境を破壊するおそれがあります。
② この薬は副作用のおそれがあるので、医者の指示に従って飲んでください。
③ 小中学校の週休二日制は子供の塾通いを増加させるおそれがあると言われている。
∞ 連体修飾型+おそれがある
4 ~かねない
◆ 「~と言う悪い結果になる可能性がある」と言いたい時に使う。
① 「そんな乱暴な運転をしたら事故を起こしかねないよ」
② 食事と睡眠だけはきちんととらないと、体を壊すことになりかねません。
③ 最近のマスコミの過剰な報道は、無関係な人を傷つけることにもなりかねない。
∞ 動詞(ます)形+かねない
5 ~に違いない<きっと~と思う>
① 年度電話してもいないから、アリさんは旅行にでも行っているに違いない。
② 彼は間にも言わなかったが、表情から見て、本当のことを知っていたに違いない。
③ 来ている服や話し方から見て、あの人は出版関係の仕事をしている人に違いない。
④ 課のみんなが知らないと言うことは、川田さんがちゃんと報告しなかったにちがいない。
☞ 「~に相違ない」の参照
∞ 普通形型(な形容詞と名詞は「である型」。ただし、「である」がない場合もある)+に違いない。
6 ~に相違ない<きっと~だ> ✎<
① 反対されてすぐ自分の意見を引っ込めたところを見ると、彼女ははじめから自分の意見を信じていなかったに相違ない。
② 彼の言ったことは事実に相違ないだろうとは思うが、一応調べてみる必要がある。
③ 不合格品がそれほど出たとは、製品の検査が相当厳しいに相違ない。
☞ 「~に違いない」と「~に相違ない」には断定の意味を表す使い方もある。
① 係りの人「この証明書はあなたのですね。」
学生「はい、私のに違いありません。」
② 三十年ぶりに帰って来た山本さんは確かに私の昔の友人に相違なかったが、三十年という歳月はずいぶん人間を変えるものだと思った。
∞ 「~に違いない」と同じ。
7 ~とみえて・~とみえる<~らしく・~らしい>
① 夜遅く雨が降ったと見えた、庭がぬれている。
② 母はまだ病気からすっかり回復していないと見えて、何をしても疲れるという。
③ 彼の話を聞いたところでは、彼はこの計画に相当自身を持っていると見える。
☞ ある事実を基にして、そこから推量ことを述べる言い方。
∞ 普通形型(な形容詞と名詞は「だ」がない場合もある)+とみえて
§27 心情の強調・強制 その感じが強い、自然にそう感じる、または、心理的にそうしないことは避けられないということを言いたい時は、どんな言い方がありますか
(1)心情の強調 そのような感じが強い、自然にそう感じるということを言いたい時
1 ~てさかたがない・~てしょうがない<非常に~だ>
◆ ある心や体の状態が「とても強くて抑えられない」という時に使う。
① いよいよ明日帰国かと思うとうれしくて仕方がありません。
② 自分の不注意でこんなことになってしまって、残念でしかたがない。
③ 彼がどうしてあんなこと言ったの気になって仕方がないのです。
④ ワープロを始めたせいか、この頃目が疲れてしょうがない。
☞ 普通、話す人の気持ちにだけ使う。このことは「~てたまらない」、「~てならない」、「~てやまない」、「~限りだ」についても同じ。三人称に使うときは文末に「~ようだ、~らしい、~のだ」などをつける注意が必要。
2 ~てたまらない<非常に~だ>
◆ ある心や体の状態が「とても強い」と言いたい時に使う。
① 風邪薬のせいか、眠くてたまりません。
② 試験のことが心配でたまらず、夜もよく眠れない。
③ 若い頃は親元を離れたくてたまらなかったが、今は親のことがたまらなく懐かしい。
④ どうしたんだろう。今日は朝からのどがかわいてたまらない。
☞1 ×病気の母のことを思うと涙が出てきてたまらない。
×体調が悪いときは周りのうるさい人たちが邪魔に思えてたまらない。
◯病気の母のことを思うと涙が出てきて仕方がない。
◯体調が悪いときは、周りのうるさい人たちが邪魔におもえてしょうがない。
「~手仕方がない」は自発を表す言葉(思える、泣ける、気になるなど)にも使えるが、「~てたまらない」にはこの用法はない。
☞2 「~てしかたがない」のを参照
3 ~てならない<我慢できないほど~だ>
◆ ある心や体の状態がとても強くて「抑えられない」と言いたい時に使う。
① あの人はどうも悪いことを考えているのではないという気がしてならない。
② この先、日本はきけんなことがふえていくように思えてならない。
③ この写真を見ていると故郷のことが思い出されてなりません。
④ この収入で家族が生活していけるのかと心配でなりません。
☞1 自発の意味を表す言葉と接続して、マイナスの気持ちを表すことが多い。
☞2 「~てしかたがない」の参照
4 ~てやまない<心から~ている> <
◆ 相手に対する祈りや願いの気持ちが強く、ずっとそう思っていると言いたい時。
① くれぐれもお大事に。一日も早いご回復を祈ってやみません。 *
② 「今後も会員の皆様のご活躍を願ってやみません。」
③ 水不足のため、水道が止まっているとこことですが、早く雨が降るように祈ってやみませ。 *
☞1 祈る、願う、希望する、などの動詞とともに使う。普通、現在形で使う。
☞2 「~てしかたがない」のを参照
5 ~限りだ<最高~だと感じる>
◆ 客観的に外の人が外側から見てわかることではなく、現在、自分が非常にそう感じているという心の状態を表す。
① いよいよ明日は出発です。なんともうれしい限りです。
② 鈴木さんはいつもさわやかに自己主張する。うらやましい限りである。
③ 大事な仕事なのに彼がてつだってくれないなんて、心細い限りだ。
☞ 「~てしかたがない」のを参照
∞ い形容詞の辞書形・な形容詞+な・名詞+の+限りだ
6 ~といったらない・~と言ったらありはしない<~は口では表現できないほど~だと思う>
① 海を始めてみたときの感激といったらなかった。
② がんばって自分の主張をを通したときの吉田さんの態度の立派さといったらなかった。
③ 山口さんの部屋の汚さといったらない。足のふみばもないくらいだ。
④ 朝から晩まで同じことの繰り返しなんて、ばかばかしいといったらありゃしない。
☞ プラスの評価でもマイナスの評価でも使えるが、「~といったらありゃしない」はマイナス面だけで、特にくだけた言い方。
(2)強制 外からの強い力があって、心理的にそうしないことは避けられないと言いたい時
1 ~ないわけにはいかない<~しないことは避けられない・どうしても~する必要がある>
◆心理的、社会的、人間関係などの事情のために「~ないことは避けられない」と言いたい時。
① 今日は熱も少しあるけれども、会議で私が発表することになっているので、出席ないわけには行かなかった。
② 二十五日は、取引先の会社の社長が始めて日本に来るので空港まで迎えに行かないわけには行かない。
③ 明日の試験に失敗したら進級できない。今日こそべんきょうしないわけにはいかない。
2 ~ざるを得ない<どうしても~しないことは避けられない・どうしても~する必要がある>
◆ ~したくはないが、さけられない事情があるので「しかたなく~する」という時。
① 上司に命じられた仕事なら、いやでもやらざるを得ない。
② 資金不足のために、この開発計画も今後大幅な修正をせざるを得ないだろう。
③ 化学は好きではないが、必修だから取らざるを得ない。
④ 倒産という事態になったたのは、K氏に責任の大半があると言わざるを得ない。
☞ 「~ざる」は古語から来た言葉で「~ない」という意味。
「ざるを得ない」は「~ないわけにはいかない」より強制力が強い。
∞ 動詞の(ない)形+ざるを得ない
3 ~ないではいられない・~ずにはいられない<どうしても~しないでいることはできない>
◆ 身体的に我慢できない場合や、物事の様子や事情を見て、自分の心の中で~しようと気持ちが起こって、押さえられないときの表現。
① 会議中だったが、おなかが痛くて、体を横にしないで入られなかった。
② 店の仕事と、子供の世話と、お父さんの看病という花子の忙しさを見たら、何か手伝わずにはいられない。
③ 面白い!読み始めたら、終わりまで読まずにはいられない。(本の広告から)
④ 自身の被災者のことを思うと、早く復興が進むようにと願わずに入られません。
☞ ×林さんは困った人を見ると助けないではいられない。
×チンさんは泣かずにはいられない。
話す人の気持ちを表す文であるから、三人称に使うときは文末に「~ようだ、~らしい、~のだ」などをつける注意が必要である。
∞ 動詞の(ない)形(「するは「せずにはいられない」」+ずにはいられない
4 ~ないではすまない・~ずにはすまない<必ず~しなければならない> ✎
◆ その場、其の時の状況、社会的ルールを考えると「そうしないことは許されない」または「自分の気持ちからそうしなければならない」と言いたい時。
① 大切なものを壊してしまったのです。かって返さないではすまないでしょう。
② 「彼はかなり怒っているよ。僕らが謝らないではすまないと思う」
③ 検査の結果によっては、手術せずにはすまないだろう。
④ 今回林さんにあんなに世話になったのだから、一言お礼に行かないではすまない。
☞ 「~ないではおかない」のを参照
∞ 「~ずにはいられない」と同じ。
5 ~ないではおかない・~ずにはおかない<かならず~する> ✎
◆ 「~しないでおく、ということは許さない。必ず~する」という強い気持ち、意欲、方針があるときの言い方。
① マナーが悪い人は罰しないではおかないというのが、この国の方針です。
② あの刑事はこの殺人事件の犯人は逮捕せずにはおかないといってもいる。
③ チームに弱いところがあれば、敵はそこを攻めずにはおかないだろう。
④ 政府は急に方針を変えた。野党はそこを攻撃せずにはおかないだろう。
☞ 「~ないではすまない・~ずにはすまない」は受身的で消極的な言い方。
「~ないではおかない・~ずにはおかない」は能動的積極的な言い方。
∞ 「~ずにはいられない」と同じ。
6 ~を禁じ得ない<~を抑えることができない> ✎
◆ 物事の様子や事情を見て、心の中から自然にそのような気持ちが起こってきて「抑えることができない」と言いたい時。
① 戦災で家も夫も失い、小さい子供を抱えて回ったという彼女の話を聞いて、私は涙を禁じ得なかった。
② 建てたばかりの家が地震で壊れてしまったそうだ。まったく同情を禁じ得ない。
③ 今回の県知事の不正行為は、税金を納めている県民として怒りを禁じ得ない。
☞1 ×ヤンさんは林さんの様子を見て、涙を禁じ得ない。
1 ×アリさんは政治家の不正行為に怒りを禁じ得ない。
話す人の感情を表す文であるから、普通一人称(私、私たち)の文に使う。
7 ~を余儀なくされる<しかたなく~する> ✎
◆ 「自然や自分の力では及ばない強い力でしかたなく~する」という表現
① せっかく入った大学であったが、次郎は病気のため退学を余儀なくされた。
② 国民の高齢化を支えるため、国民は税の高負担を余儀なくされることと成る
③ 地震で家を失った人々は学校の校庭や公園でのテント暮らしを余儀なくされた。
☞ 「~を余儀なくさせる」は立場が反対の表現である。
① 太郎は役者になりたかったのだが、家庭の事情は太郎に家の商売を継ぐことを余儀なくさせた。
人件費の高くなったことが新しい支店開設の中止を余儀なくさせた。
§28 誘い・進め・注意・禁止 相手を誘ったり、進めたり、要求などをしたりしたい時は、どんな言い方がありますか
1 ~う(よう)ではないか<~しよう>
◆ 「一緒に~しよう」と誘いかけるときの言い方。
① これからは少しでも人の役に立つことを考えようではないか。
② 環境問題について、具体的に自分にはどんなことができるのか、一つ一つリストに書いてみようではないか。
③ 「旅行の費用を積み立てるというのはいい考えですね。さっそく、私たちも来月から始めようじゃありませんか。」
2 ~ことだ<~しなさい・~した方がいい> <
◆ 相手のために「~した方がいい・~しない方がいい」と注意したいとき
① 外の人に頼らないで、とにかく自分でやってみることだ。
② 「あなたは病人なんだから、お酒はいけません。誘われても飲まないことです。」
③ 上級の読解力をつけたいのなら、毎日、新聞を読むことだ。
☞ 話す人が個人の意見や判断を助言や忠告として言う言い方。
∞ 動詞の辞書形、~ない形+ことだ
3 ~こと<~したさい> ✎
◆ 学校、団体などで「~しなさい」「~してはいけない」と書いて伝えるときの表現。
① レポートは10日までに提出すること。
② あしたは赤鉛筆を忘れないこと。
③ 11月3日は10時に駅前に集合のこと
☞ 黒板や配布用のプリントなどに書いたり、時には口で伝えたりする。
∞ 動詞の辞書形・~ない形+こと
4 ~ものだ・~ものではない<~するのが当然だ・~しないのが当然だ>
① 「もう10時半だよ。早く寝なさい。子供は10時前に寝るものだ。」
② 無駄づかいをするもんじゃない。お金は大切にするものだ。
③ 弱い者いじめをするものじゃないよ。
④ 「お見舞いに鉢植えの花は持って行かないものですよ
☞ 個人の意見ではなく、道徳的、社会的な常識について説教したりするときの表現。
∞ 動詞の辞書形・~ない形+ものだ
5 ~べき・~べきだ・~べきではない<~した方がいい・~しない方がいい>
◆ 「~するのが、または~しないのが人間としての義務だ」といいたいときの表現
① 「一万円拾ったんだって。そりゃあ、すぐに警察に届けるべきだよ。」
② 親が生きているうちにもっと親孝行するべきだった、と後悔している。
③ 現代はなにごとも地球規模で考えるべきだ。
④ 女性に年齢を聞くべきではない
☞1 話す人が義務だと主張したり、忠告したりしたいときに使う。
2 ×海外旅行に行くときはパスポートを持って行くべきだ
規則や法律で決まっている場合は「~なければならない」を使う。
2 ◯海外旅行に行く時はパスポートをもって行かなければならない。
∞ 動詞の辞書形(「する」は「すべきだ」の形もある)+べきだ
6 ~ことはない<~する必要はない・~しなくてもいい>
① 「怖がることはないよ。あの犬は、体は大きいけれど性質はおとなしいから」
② けがで試験を受けられなくても、再試験があるから心配することはない。
③ 電話で済むのだから、わざわざ行くことはありません。
④ パーティーといっても、親しい友達が集まるだけなんだから、何も着替えることはない。
☞ 忠告、助言的な言い方
なにも~ことはない、わざわざ~ことはない
∞ 動詞の辞書形+ことはない
7 ~べからず・~べからざる<~してはいけない> ✎
① 録音中。ノックするべからず。
② 昔はよく立て札に「ここにごみを捨てるべからず」などとかいえあった。
③ 彼は母親に対して言うべからざることを言ってしまったと後悔している。
☞1 禁止の古い言い方。張り氏、掲示板、立て札など。今はあまり用いられない。
2 「~べからざる」は名詞につながる形
∞ 動詞の辞書形+べからず
§29 主張・断定 気持ちを込めて主張する時は、どんな言い方がありますか
1 ~まい<~のはやめよう>
◆ 強い否定の意思を表す
① 鈴木さんは無責任な人だ。もう二度とあんな人に仕事を頼むまい。
② もう決して戦争を起こすまいと、わが国は固く決心したはずです。
③ 考えまい、考えまいとするけれど、やっぱり明日のことが気になって眠れない。
∞ 動詞の辞書形(動詞2,3は「(ない)形+まい。」もある。するは「すまい」もある)+まい
2 ~にほかならない<~だ・~以外のものではない> ✎
◆ 「絶対に~だ、~以外のものではない」と断定したい時。
① 文化と国民の日々の暮らし方にほかならない。
② 山川さんが東京で暮らすようになってもふるさとの方言を話し続けたのは、故郷への深い愛着の表れにほかならない。
③ 彼が厳しい態度を示すのは、子供の将来のことを心配するからに他ならない。
∞ 普通形型(な形容詞と名詞は「である型」。ただし、「である」がない場合もある)+にほかならない
3 ~に決まっている<きっと~だ・必ず~だ>
① そんな暗いところで本を読んだら目に悪いに決まっている。
② 今週中に30枚のレポートを書くなんて無理に決まっています。
③ 「デパートよりスーパーの方が品物が安いに決まっているよ。スーパーへ行こう。」
☞ 推量に近い意味を表す使い方もある。
① 選挙では林氏が当選するに決まっている。何しろこの土地の有力者だから。
② こんなに急にやせる何て変だ。きっと何か悪い病気に決まっている。
③ この字は彼が書いたに決まっています。私は彼の字のくせをよく知っています。
∞ 普通形型(な形容詞と名詞は「である型」。ただし、「である」がない場合もある)+に決まっている。
4 ~に過ぎない<ただ~だけだ>
◆ 「それ以上のものではない、ただその程度のものだ」と言って、程度の低さを強調する時。
① 「あなたはギリシャ語ができるんですってね。」
「いいえ、ただちょっとギリシャ文字が読めるに過ぎません。」
② この問題について正しく答えられた人は、60人中わずか3人に過ぎなかった。
③ わたしは無名の一市民に過ぎませんが、この事件について政府に強く抗議します。
④ 彼ただ父親が有名であるに過ぎない。彼に実力があるわけではない。
☞ ただ~にすぎない、ほんの~に過ぎない
∞ 普通形型(な形容詞と名詞は「である型」。ただし、「である」がない場合もある)+にすぎない
5 ~しかない・~(より)はか(は)ない・~ほか(しかたが)ない<~以外に方法はない>
① この事故の責任はこちら側にあるのだから、謝るしかないと思う
② ビザの延長ができなかったのだから、帰国するしかない。
③ 当時わたしは生活に困っていたので、学校を辞めて働くほかなかった。
④ この病気を治す方法は手術しかないそうです。すぐに入院するほかありません。
∞ 動詞の辞書形・名詞+しかない
6 ~というものだ<心から~だと思う>
◆ 話す人がある事実を見て、をれについて批判、感想を断定的に言う時。
① 子供の遊びまでうるさく言う親、あれでは子供がかわいそうというものだ。
② あの議員は工費で夫人と海外旅行をした。それはずうずうしいというものだ。
③ 困ったときこそてをさしのべるのが真の友情というものでしょう。
④ 長い間の研究がようやく認められた。努力のかいがあったというものだ。
☞ 過去形や否定形はない。いつも「~というものだ」の形で使う。
∞ 普通形型(な形容詞と名詞は「だ」がない場合もある)+というものだ
7 ~までだ・~までのことだ・~ばそれまでだ<~以外に方法はない>
◆ 「外に適当な方法がないから、そうです」という覚悟、決意を表す。
① この台風で家までの交通機関がストップしてしまったら、歩いて変えるまでだ。
② これだけがんばって如何してもうまくいかなかった時は、あきらめるまでだ。
③ 彼女が如何してもお金を返さないというのなら、しかたがない。強硬手段にでるまでのことだ。
④ 高い車を買っても、事故を起こせばそれまでだ。
⑤ いくらお金をためても、死んでしまえばそれまでだ。
☞ ④⑤は、「そうなったら、すべてが無駄になってしまう」といいたいときの表現
∞ 動詞の辞書形+までだ
8 ~に(は)あたらない<~ほどのことではない>
① 彼の才能なんてたいしたことはない。驚くにあたらないと思う。
② この絵は上手だけれと有名な画家のまねのようだ。感心するには当たらない。
③ 山田さんの成功は親の援助に負うところが大きいのです。称賛には当たりません。
☞ 「~」には驚く、感心する、ほめる、称賛などの言葉が来ることが多い。
∞ 動詞の辞書形、する動詞の名詞+にはあたらない
9 ~でなくてなんだろう<これこそ~そのものだ> ✎
彼は体の弱い妻のために空気のきれいな所へ引っ越すことを考えているようだ。これが愛でなくてなんだろう。
親鳥は北の国へ帰る日が来てもけがをした子鳥のそばを離れようとはしなかった。こらが親子の情愛でなくてなんだろう。
上田さんはぜいたくはせず、つねに人々のためを考えた。これが指導者のしせいでなくてなんだろう。☞ 「~にほかならない」と同意だが、「~にほかならない」が断定的であるのに対して、「~でなくてなんだろう」は、より主観的感情がこもっている。
正文,最终节:
§30 感嘆・願望 感激して言ったり、感情や願いを強く言ったりする時は、どんな言い方がありますか。
1 ~ことに(は)<非常に~ことだが>
◆ 感情を表す言葉につく。話す人がある事実についてどう感じたかを強く言う時。
① 驚いたことに、保守政党と革新政党が共に手を組んで連立内閣を作った。
② 不思議なことに、何年も実がならなかった柿の木に今年はたくさん実がなった。
③ 悔しいことには、一点差でA校とのバスケット試合に負けてしまった。
④ うれしいことに、来年カナダに留学できそうだ。
☞ ×うれしいことに、来年カナダに留学するつもりだ。
後の文に、話す人の意志を表す文は来ない。
∞ 連体修飾型(名詞につく例はない)+ことに(は)
2 ~ことだ<非常に~だ> ✎
◆ 話す人がある事実について、どう感じたかを感情を込めて言いたい。
① 弟がK大学に合格できた。本当にうれしいことだ。
② ここで遊んだのは、もう30年前のことだ。ああ、なつかしいことだ。
③ 五年ぶりに兄がロシアから帰ってくる。うれしいことだ。
☞ 感情を表す形容詞につくことが多い。
∞ 「~ことに(は)」と同じ。
3 ~ことか・~だろう・~ことだろう<非常に~だ>
◆ 心に強く感じたことや感激したことを感情を込めて言う時。
① 小鳥が死んだとき、あの子がどんなに悲しんだことか。
② 早く病院に行きなさいと何度注意したことか。手遅れだったとは本当に残念だ。
③ 「ああ、なんときれいな夕焼けでしょう。」
④ 気の合った友達と酒を飲みながら話すのはなんて楽しいんだろう。
⑤ 不幸な中で、幸せな日々を思い出すのは何とつらいことだろう。
∞ なんと~ことか、どんなに~だろう、いかに~だろう、何+助数詞+~ことか
4 ~ものだ<よく~したなあ>
◆ 昔よくしたことを思い出して、懐かしんで感情を込めて言う時。
① 子供のころ、寝る前に父がよく昔話をしてくれたものだ。
② 小学校時代、兄弟げんかをしてよく祖父に叱られたものだ。
③ 学生の頃は、この部屋で夜遅くまで酒を飲み、歌を歌い、語り合ったものだ。
☞ よく~ものだ
∞ 動詞の~た形+ものだ
5 ~ものだ<本当に~だなあ>
◆ 心に強く感じたことや、驚いたり感心したりしたことを感情を込めて言う。
① 小さな子供がよくこんな難しいバイオリンの曲を弾くものだ。たいしたもんだ。
② タンさんは家族を亡くし、たった一人で今日までよく生きてきたものだ。
③ 月日のたつのは早いもので、この町に引っ越して来たのはもう20年も前のことだ。
④ 知らない国を旅して、知らない人々に会うのは楽しいものだ。
∞ 連体修飾型(名詞につく例はない)+ものだ
6 ~たいものだ<~ないなあ>
◆ 実現が難しいことを強く願ったり、望んだりするときの言い方。
① ライト兄弟は子供の頃からなんとかして空を飛びたいものだと思っていた。
② 今年こそ海外旅行をしたいものだ。
③ 20世紀のおわりまでに、環境問題を少しでも解決したいものだ。
☞ なんとか~たいものだ、なんとかして~たいものだ
7 ~ないものか<~ないだろうか>
◆ 非常に強い願いを何かの方法で実現させたいという気持ちを言いたいとき。
① 人々は昔から何とかして年を取らずに長生きできないものかと願ってきた。
② なんとかして世界を平和にできないものか。
③ 何とか母の病気が治らないものかと、家族はみんな願っている。
☞ なんとかして~ないものか、なんとか~ないものか
8 ~ものがある<相当~だ・なんとなく~と感じる>
◆ 話す人が、ある事実から感じたことを感情を持って言うときの表現。
① 中学校の古い校舎が取り壊せれるそうだ。思い出の校舎なので、私にとって残念なものがある。
② 卒業後は私だけ村に残って、友達はみんな都会に出て行ってしまうのだ。ちょっとさびしいものがある。
③ あの若さであのテクニック!彼の演奏にはすごいものがある。
☞ 「~」には話す人の感情を表す言葉がくることが多い。
∞ 連体修飾型(現在形だけ。名詞につく例はない)+ものがある
9 ~とは<~という事実は・~というごとは>
◆ 「~」という事実を見たり聞いたりして、驚いたときや特別の感想を持ったときに言う
① いつもはおとなしい山下さんがそんなことまで言うとは意外でした。
② 今日が私の誕生日だということを覚えていてくださるとは、感激しました。
③ 信じられないなあ、この私が大学に入学できたとは。
④ 何でも機械がやったくれるとは、ありがたい世の中になったものだ。
☞ 前の文出知ったことなどについて言い、あとの文には驚きなどを表す文が来る。