『私は決してあなたのことが憎いわけじゃないのよ』と芝居がかった素振りで言い残していった。それが本心の言葉でないのは、笑っているような目を見れば一目瞭然だった。
継母が出ていってすぐに、父親の声が聞こえた気がした。窓を開けると、玄関先にぼんやりと父が立っているのが見えた。
「あなた、どうしたの」
継母が寝巻一枚の父親の方を自分の手で軽く擦った。
「…迎えに来た」
二人は寄り添うようにして母屋へ戻った。継母の性格はともかく、あの父親を心底愛しているというのは見ていて嫌というほど伝わってきた。
一人になって、雅人は考えた。自分は高校へ進学したら、きっとこの家を出ていくことになるんだろうなと漠然と思った。ここに自分の居場所はもうないから。急に寂しさが込み上げてきて、涙腺から溢れた。あんな継母に愛されたいなんて思わなかった。あんなおかしな父親に、やさしくしてほしいなんて思わなかった。それでも、愛されなくても、どこかに自分の居場所はあるものだと思っていた。ほんのカケラでも。
泣いている自分を許した。今だけは負けを認めた。けれど明日からは負けない。絶対に負けるものかと歯を食いしばった。
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朝起きて鏡を見ると、目が腫れていた。冷たい水で顔を洗うと、少しだけマシになった。自分専用の冷蔵庫から牛乳を取り出しクリームパンを齧りながらテレビを見る。午前七時半を過ぎて、制服に着替えようとしてカッターシャツがないことに気がついた。洗濯は和花さんがしてくれるが、毎日渡すのが面倒で三日分、四日分とまとめて渡していた。この前洗濯を頼んだのは一昨日で、いくらなんでも一枚ぐらいは洗い上がっているはずだった。それなのに来てない、ということはきっと離れに持ってくるのを忘れたのだ。和花さんは働き者だが、歳のせいか最近もの忘れが多くなった。
和花さんが来るのは午前九時頃だから、待っていたら遅刻する。今日だけは母屋に近づきたくなくて、いっそのこと休んでやろうかとも思ったが、休めば家に連絡されると気づいてやめた。父親が洗濯物の管理などするはずがなく、やっぱり継母にどこにあるのか聞かなくてはいけないのかと思うとげんなりした。
仕方なく意を決して母屋に近づいた。裏口の鍵を使い家の中に入った時から、雅人は妙な違和感を感じた。廊下が薄暗かったからだ。継母は朝が早い。六時には目を覚まして、家中のカーテンを開ける。それなのに七時半を過ぎても、部屋はおろか廊下のカーテンも閉じられたままだった。あの継母でも寝坊することがあるんだなと思っているうちに、ひょっとして自分は寝ている継母を起こしてカッターシャツのありかを聞かなくてはいけないのではないかと気づいて悲しくなった。嫌みの三つや四つは覚悟して、廊下を歩く。ふと、前方にある台所が明るいことに気づいた。廊下は暗いのに台所だけ明るいのは変で、台所の明るさはどうやら蛍光灯のようだった。継母はとりあえず起きてはいるようで、寝室まで起こしに行かずにすんだことを安堵しつつ、雅人は台所を覗き込んだ。
「継母さん?」
キッチンには誰もいなかった。蛍光灯は単に夜、消し忘れただけのようだった。チョロチョロと流しで水が流れている音がして、止めてやろうと思い前に踏み出したところで何か踏んづけた。硬い感触に、櫛の柄でも踏んだのかと思い足許を見て、ギョッとした。自分が踏みつけていたのが、手の指先だったからだ。四人家族にしては広いダイニングテーブル。その下から人の手が伸び出していた。
「わっ、ごめんなさいっ」
雅人は反射的に謝っていた。けれどその人からはなんの反応もない。おそるおそる屈み込んでダイニングテーブルの下を覗き込むと、口を半開きにして白目を向いた母親と目が合った。母親の顔は土気色で、唇は紫色に変色し、半開きになった口許には涎の垂れたような跡があった。筋張った首筋には、黒い紐が二重に巻きついている…。
「ひいいいいいいっ…」
雅人は悲鳴をあげた。腰を抜かしたまま、足だけでずり下がる。死んでいると思った。あれは死んでる、絶対に死んでる…。
「けっ、けっ、け…警察、警察に電話…」
三分以上かかってようやく脳の中の伝達回路がマトモに働き、警察に電話をしなくてはいけないと一つの言葉になった。混乱する頭でよろけながら廊下を走り、居間にある電話機まで走る。けれど勢い余って電話機に突進し、床に落とした。夢中で受話器を掴み、ボタンを押そうとしたその時だった。
細い指が電話のフックを押さえた。雅人は発信音しかしなくなった受話器を握りしめたまま顔を上げた。そこには寝巻きの姿の父親が立っていた。雅人は父親の手を払いのけた。
「邪魔すんなよ。警察を呼ぶんだ。継母さんが、継母が…」
「あれはもう死んでいるよ」
静かな声だった。
「そう、死んで…」
受話器を手にしたまま、雅人は凍りついた。唾液が喉許でゴクリと音をたてる。どうして父親は継母が死んだと知っているのだろう。知っているのに、なぜあんなに冷静な顔をしているんだろう。もう警察は呼んでくれたんだろうか? ひょっとして…雅人は
『そんなこと』を想像してしまった自分が怖くなった。父親の顔を見ることができなくなった。
「あの女は私からお前を引き離そうとした、嫌な女だ。ずっと二人でいようと言われてゾッとしたよ。アレは自分が金を持っているという以外になんの価値もないということを知らなかったんだな。可哀相な女だ」
『だから殺した』声にならない父親の声が聞こえた気がした。全身が恐怖でガタガタ震え、叫びたいのに声が出ない。…声の出し方を忘れた。不意に腕を掴まれて、喉許で悲鳴が絡まった。雅人は無我夢中で父親の頬を殴っていた。『ガツッ』とすごい音がして、父親は眉間に皺を寄せた。
「てっ、てっ、手を放せっ」
ようやく声が出た。振りほどこうと乱暴に腕を動かすたびに、父親の手は鎖のようにグイグイと腕に食い込んだ。
「雅人、雅人…」
今まで聞いたこともないほど優しい声で呟き、父親は雅人を抱きしめた。抱きしめられて頭が混乱する。腕に食い込んでいた指は背中に回され、息が止まるかと思うほど背中を強く締めつけられた。そして耳許に囁かれた。
「愛している、愛してる…私にはお前だけだ」
頭の中が真っ白になる。予想だにしなかった言葉に雅人は大きく目を開いたまま父親の顔を凝視した。
「私がお前を愛していると知らなかっただろう。だけど晃は知っていたよ」
頬に押しつけられた唇の感触に、背中がゾワリとした。雅人は父親の足先を思い切り踏みつけた。痛みで父親が怯んだ隙に、突き飛ばす。けれど突き飛ばした反動で雅人は後ろ向きのまま引っくり返った。背中を強く打ちつけて、痛みに一瞬息が止まる。体を起こしかけた時に、フッと目の前が暗くなった。もともと暗い廊下で、カーテン越しの光だけしかなかった。それを遮っているのは父親の背中だった。
抵抗する間もなく両手を掴まれ、仰向けのまま固定された。雅人の上に馬乗りになった父親は、珍しいものでも見るように震える体をジロジロと眺めた。その視線を避けるように雅人は横を向いた。ぽろりと涙が零れた。
「俺、死にたくない」
父親は笑った。そして左手だけで雅人の両手首を押さえ込むと、自由に動くようになった右手で、雅人の頬に触れた。氷のように冷たい指先だった。
「こんなに愛しくて可愛いお前を、誰が殺すというんだ」
父親との距離がなくなり、重たい体が重なる。抵抗して、やっと自由になった左手で必死に父親の体を引き剥がそうとするけれど、ビクともしない。暴れることで息が上がり、心臓の音が大きくなる。髪を掴んで頭を押さえ込まれ、キスされた。顔をよじっても、そっちまで追いかけてくる。数えきれないほどキスしたあと、口の中にぬめった舌が差し込まれた。なんの警戒もしていなかった唇は簡単に開き、生ぬるい舌が口の奥まで侵入してきた。パニックになり、逃げ惑う雅人の舌を面白がるようにつつき、吸い上げ、絡める。閉じられない口の端から唾液が溢れ、頬を流れた。気持ち悪くて雅人は泣いたが、泣くことすら父親を喜ばせているなどわからなかった。
「んっ…んんっ」
舌から逃れるのに必死で、父親が自分の服を脱がしにかかっていることなど気がつかなかった。いつベルトがはずされ、ジッパーを下ろされたのかわからない。腰を抱き上げられた時には、学生ズボンはトランクスごと足首から抜き取られていた。ひやりとした感触。外気に晒されて、むき出しの性器が小さくなる。けれど寒いと思ったのは一瞬だけで、そこはすぐさま父親の手の中に握り込まれた。
足を閉じたくても、父親の腰に両膝を割られて無理だった。十分に開かれた場所で、父親は思う存分雅人の性器に触れた。握られ、摘まれて雅人は大声で泣いた。自分でもしたことがなかったのに、他人の手で、しかも父親にいいように扱われて悔しかった。信じられなかったのは、触れられることを嫌だと思っているのに、刺激に反応して硬くなる自分自身だった。
「どんな気分だ」
雅人は荒い息をつきながら、何も答えるものかと強く口を閉じた。父親はフッと笑って勃起した息子のペニスを指先で軽く弾いた。
「あっ…」
電流のような刺激が背中に走り、甘ったるい声が洩れた。雅人が声を洩らしたことに父親は最初驚いた顔をしていたが、すぐに薄く微笑んだ。慌てて口許を押さえたけれど、根本を擦られ、先を押し潰されて声が止まらなくなる。父親は乱れる息子を満足そうに眺めながら、幼い喘ぎ声を楽しんでいた。
「もっと鳴かせてやろうか」
小さな乳首を両手で摘まれて、背が反り返った。
「あっ、はあっ、嫌あ…」
湿った唇に吸いつかれ、甘噛みされて涙が出た。
「お前もひどく感じやすいね。やはり私たち一族の血を引いているんだな」
父親は体をずらして、すっかり硬くなった雅人自身を口に含んだ。手のひらとは違う生温かい感触。それが手のひらとは違うリズムで締めつける。刺激する。
「やっ、やっ、嫌だっ…」
死んでしまう、そう思った瞬間に体中の力が抜けた。父親は顔を上げた。唇の端からはいま雅人が吐き出したものが細い筋になって流れていた。父親はそれを舌の先で舐めた。
「私たちの一族は昔から男は短命だった。その上に血族結婚を繰り返したせいで、異常な容姿、性格、嗜好を持つものが多い。外の人間を受け入れ、多少血が薄まりはしたものの男には必ずそんな症状が現れる。そして三十歳まで生きられない。それまでに狂い死ぬ」
「俺…は知らない…」
朦朧とする頭で雅人はそう答えた。
「関係がないものか。お前は私の血を引いているのに。ああ、やっぱりお前はいい。私はお前とこうしたかったんだな。晃や和美ではなく…」
父親は再び雅人の股の間に体を割り込ませた。細い足を大きく開いて抱え込み、信じられない部分に舌を差し込んできた。
「いっ…いや、気持ち悪いっ」
雅人は体をねじった。けれど腕に抱え込まれてすぐにまた捕らえられる。奥まで舌を差し込まれた時は本気で気持ちが悪かったのに、舌の淫らな動きに慣れてくると、知らず知らずのうちに雅人は自分から誘うように腰を動かしていた。ようやく舌が抜かれたかと思うと、息をつく間もなく今度は指が差し込まれた。
「痛い、痛いよ。そんなの入れるな」
訴えは聞き入れられず、指は雅人の中に進入する。ゆるりと掻き回す。ようやく引き抜かれたかと思うと、今度は二本ねじ込まれた。
「ひっ…」
先ほどで少しは慣れたとはいえ無理に広げられる狭い器官は細かく痙攣した。
「指…抜いて、抜いてくれよ、嫌だよ」
「どうして? お前のここはもっと来てほしいと私に言ってるよ。もっと欲しいと」
淫らに動く指先に、痛みよりも圧迫感よりも先行すう感覚ができる。腰が砕けような脱力感。淡い痺れ。頭が朦朧としてくる。もうもうどうでもいい、早く終われ。そう思った時だった。信じられない激痛が雅人を襲った。熱い、熱いものが下肢を圧迫する。無理に押し広げる。激痛。みしみしと裂ける音が聞こえそうだった。
「ひいいいいいっ」
雅人はのけ反った。どうにかしてこの苦痛を軽減させようともがいた。奥深く差し込まれたそれはゆっくりと上下に運動を始める。痛みが倍増する。滑る赤が太腿を伝う。
「いやっ、いやだあ…」
叫ぶ雅人に父親は口付けた。悲鳴も叫びも飲み込まれる。揺さぶられながら、雅人は無意識に父親の背に腕を回した。自分を苦しめる男の背中に深く爪を立てていた…。
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事件の第一発見者は、和花さんだった。いつも通り朝の九時に出勤してきた彼女は、最初に廊下で下半身から血を流し気を失っていた雅人を、次に台所で死んでいる継母を見つけた。すぐに警察がかけつけてきて、父親も見つかった。父親はお気に入りだった杜若の池の中に沈んでいた。水深は五十センチもなく、外傷もないことから、警察は事件を苦にしての自殺と断定した。
高校の入学式、紺のブレザーを着て鏡の前に立つと、後ろから鏡を覗き込んだ宏明叔父は満足げに微笑んだ。
「よく似合うじゃないか」
気恥ずかしさに、雅人は小さくうつむいた。両親がいなくなったことで、雅人は継母の弟である宏明叔父に引き取られた。引き取られた、と言ってもあの事件のあと、半年は病院に入院したままだった。外傷は数週間で完治したが、それよりも深く傷つけられたのは心だった。父親による性的虐待のショックで、誰ともまともに喋れなくなっていた。地道なリハビリを重ね、傷にたくさんのテーピングをして、一年かけて雅人はようやく人と関われるようになっていった。
一年遅れて高校へも進学した。制服のタイを上手に結べない雅人に
『やってあげようか』と子をかけてから、宏明叔父は雅人の体に触れないようタイを結び直してくれた。性的虐待の後遺症か、雅人は人に触られるのが極端に苦手になっていた。
「この一年、色々あったな」
ぽつりと宏明叔父は呟いた。
「一年遅れちゃったし、勉強も大変だと思うけど努力家の君なら、きっと頑張っていけるよ」
激励の言葉に、雅人は大きく頷いた。
「ただ…一つだけ気になってたことがあるんだけど、聞いてもいいかな」
雅人は首を傾げた。
「どうして英潮高校を選んだの? 確かに僕のマンションからは近いけど、男子校だよ。まだ君は大人の男性が苦手なんだろう?」
沈黙のあと、雅人はぽつりと呟いた。
「友達が…いるから」
宏明叔父は 『ああ』と呟き、そして嬉しそうに笑った。
『新入生歓迎』の横断幕の下、舞い散る桜の花びらの中に政宗は立っていた。手紙は何度か書いた。電話で話もした。けれど顔を見るのは一年半ぶりだった。
「よっ」
背が伸びて、縦長になった印象のある政宗が、真新しい制服に包まれた雅人の顔を見るなり右手を上げてニヤリと笑った。
「今日から俺様のこと、先輩って呼べよ」
「ふざけんじゃねえ、タコ」
一瞬で、中学三年生の時に逆戻りした気がした。
「あんまり生意気なこと言ってると、テストのヤマと過去問、教えてやんねえぞ」
「うわっ、汚ったねえっ…」
強い風が吹く。桜に混じる砂嵐に、目を閉じた。風がおさまり目を開けた時、政宗の右手が近づいてくるのが見えて、背中が震えた。歯を食いしばって我慢する。政宗の指先は、ブレザーの肩に乗っていた花びらを摘んで、落とした。
「やっぱ俺でも怖いんだ」
申し訳なさに、居たたまれなくなる。その指先になんの意図がなくても、自分は反射的に怖いと思ってしまうのだ。
「ごめんな…」
謝られて、驚いた。さっきは笑っていた政宗が、泣きそうな顔でうつむいた。
「お前のこと、守ってやれなくてごめんな」
それだけで胸がいっぱいになった。
「力になれなくて、ごめんな」
ありがとう…と言えなかった。お前に会いたかったから英潮に来たんだと、手紙には書けたのに、言葉では言えなかった。政宗の足許に、ぽたぽたと雨が降る。つられて雅人も泣きそうになり、奥歯を噛み締めて我慢した。
「泣くな、馬鹿」
ようやく喉の奥から絞り出せたのは、そんなそっけない一言だけだった。
END
あとがき
このたびは
『片思い』を読んでいただき、ありがとうございました。色々な読後感のものを集めてバラエティに富んだ(と言えば聞こえはいいけれど…)ごった煮状態の本になってしまいましたが、少しでも楽しんでいただけると幸いです。
表題作の 『片思い』の雑誌掲載は99年ですが、もとになる作品を書き上げたのはそれよりもさらに2、3年前になります。担当様と
『今回は一から書くのではないから楽ですね…』と話をしていたように思うのですが、なぜか直しに次ぐ直しに次ぐ直しでドツボの底にはまり、えらく時間がかかったという記憶があります。確か最後には
『もうこれ、見たくない』と漏らしたような気も…。単行本収録にあたっても、校正以外は殆ど手を加えませんでした。今の自分が許せなくなった言い回しは少しだけ直しましたが。そしてこれは雑誌掲載時に表紙がとても綺麗なカラーだったので、その分を裏表紙に入れてもらいました。雑誌をお持ちでない方も、端々で楽しんでいただけたら…と思います。
片思いの続編で書いた
『恋は盲目』。これは7、8年後の三笠と吉本になります。これを書いていて思ったのが、お互いにラブラブで奔放なら何でもできるのね…ということでした、深く考えずにサラリと読み流してそのまま忘れていただけるとありがたいです。書いていてある意味、楽しかったのですが、それだけですので。
最後に収録した『花の宴』。これも『片思い』以上に昔の作品になります。同人誌の作品だったので、書籍のb-BOY収録にあたり、当時少し書き直しをしました。けれど収録後は一度も読み返していなかったので、それゆえに紐解くのが恐ろしかったです。いっそのこと手直しをせずに…とも考えたのですが、結局少しだけ手を入れました。手を入れながら、まるで踏絵のような気分を味わいました。当時の自分が真面目に書いたのはわかるけれど、もうある意味
『イタイ』の連続でした。どうしてこんな展開になるのか、首を傾げたことも数しれず。文字の細部をいじる程度の直しで終わってますが、ついでにラストも少し触ってます。書籍、もしくは同人誌の方を覚えている方がいたら、どこが変わったかなんてマニアな読み方をしても…楽しくないですね…。この作品に関しては書籍と挿絵の方が変わってます。単行本への収録にあたり仕方なく、以前の絵もすごく好きだったのでとても残念だったのですが、今回もとても雰囲気のある挿し絵なので、私的には二度美味しい思いをさせていただきました。
いつもお世話になっている担当様。最後の最後までわがままを言って申し訳ありませんでした。
『直します』と言った時は、私自身、まさかこんな地獄を見ることになろうとは思いもしませんでした。ついでに地獄の道中まで手を引いていってすみませんでした。直すといっても駆け足状態で、果たしてよくなったのかどうかもわかりませんが、それでも最後まで目を通させていただけたので満足しました。そういえば今回も表紙は
『裸ですよ』と脅かされてビビッてましたが、コピーを見せてもらった分は服の面積の方が多くてホッとしました。
挿絵の桑原祐子さま。このシリーズでは、雑誌の表紙、雑誌のピンナップ、単行本の表紙と綺麗なカラー絵が沢山見られて、とても嬉しかったです。どれもすごく好きなのですが、四人一緒のピンナップが一番のお気に入りです。このシリーズの軸となる二組は、ある意味正反対な二組だと思うのですが、絵でも面白いぐらい両極端で見ていて楽しいです。あともう一冊、門脇編が残っていますが、そちらもどうぞよろしくお願いします。
いつも読んでくれている友人に、二度と三笠を
『ウド』とは呼ばないように。あなたにつられて、私までウドと呼ぶようになったこの悲しさ…。るるる。
そしていつも感想を聞かせてくれる方へ。ある意味、未熟なものが勢ぞろいしてしまった本になりましたが、それでも感想など聞かせていただけるとありがたいです。
ではまた、次の本でお会いしましょう。
7月某日 木原音瀬
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小说下载尽在http://bbs.txtnovel.com---书香门第【duansh1204】整理
附:【本作品来自互联网,本人不做任何负责】内容版权归作者所有!
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